ピクシブの春インターンに参加してきました!

 

 こんにちはJiroです。

今回は3月13日~19日まで開催されていたピクシブインターンシップに参加してきた話になります。

 

〇参加の経緯

元々自分が漫画家として活動していたことや大学で編集を専攻していることもあって書籍にまつわる仕事に就きたいけど作家と編集以外の仕事で何かやってみたいなぁとぼんやり思っていた2019年春。企業探しをしていたところ、元々サービスとして良く利用していたピクシブの採用ページにたどり着きます。

そんな時サイトに気になる内容が…

 

https://recruit.pixiv.net/intern/business/front.html

 

春季でビジネス職向けのインターンやってる!!!

 春インターンではビジネスフロントコースは4種類設けられていました。

・海外向け施策提案コース

・クリエイター事業提案コース

・pixivFANBOX協業提案コース

そして、出版社プロモーション提案コース

 内容としては出版社に向けた、pixiv/pixivコミックを活用した新しいプロモーション案を企画を提案するコース。

 

「作家でも編集でもなく、漫画にまつわる仕事ができる」 

 

こ、これだーー!!!と速攻で参加を決意。

選考フローは書類→面接という感じでした。

面接で大学で行っていた編集にまつわる話や実際にしていた作家活動の話を真摯に聞いていただき、面接であることを抜きにしても楽しい時間でした。

そして後日連絡があり御縁もあって、晴れてインターンに参加できるようになりました。

 

〇初日(水曜日) 招集

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会社に行くのは面接以来で2回目なのですが、会社内はおもちゃ箱のようにカラフルでかなり開放的な雰囲気。ところどころにクリエイターの描いたイラストやキャラクターがいたりと、とても個性的で遊び心の溢れる社内です。こういう会社だからこそPIXIVというクリエイターを支援するコンテンツが運営できているんだろうなと感じました。

ついた時点では既に他のインターン生が座っており、机の上にそれぞれの名札が3つ、置いてありました。てっきりグループワークだと勘違いしていたのでこの時点でお互いに驚いていました。まさか各コース一人だったとは…

 

まずはPCのセットアップとそれから水曜日はピクシブ内の全体会議がある日だったので社員さんの前で自己紹介させていただきました。

その後メンターさんとの顔合わせ。メンターさんは面接の時の面接官の方でとても驚きました。(真摯に御話を聞いてくださったのを覚えていた)昼食は担当していただく部署の方と一緒にお弁当を食べました、ごちそうさまでした!

 

そしてここからが本題。インターンにて行う内容についてです。

 今回私に出された課題は

 

「ジャンルやターゲットごとのpixivコミックストア特典施策案を作成する」

 

特典というのは所謂「購入特典」と呼ばれるような特定の作品を買うとおまけとしてついてくるもの。現状でpixivコミックストアにて既に行われている施策もありその分析もしつつ、その内容をジャンルやターゲットごとに効果的な特典内容を考えるという課題でした。

 率直に感じたのはこれめちゃくちゃ難しいぞ…でした。自分にちゃんとできるだろうかという不安も感じつつ、インターンが本格的にスタートします。

 

〇1日目(水曜日)

まずはこれまでの施策のデータをいただきその分析。実際のグラフを読み取り数字に触れつつ、pixivコミックストアのシステムに触れつつ、施策の行われた作品を拝見しつつ…少しずつ特典の必要性や傾向を自分の中に落とし込んでいきました。

 午後にはアニメイトさんとの打ち合わせに同席させていただきました。自分にとても馴染みのある企業であることもあり実際の棚の様子やその反響、売れ行き、どうやったら手に取ってもらえるのか、と打ち合わせ内容もとても興味深い事柄ばかりでした。

途中時間を設けていただき、現状書店での特典施策の傾向や趣向、他店との差別化に関する話他を質問させていただきました。自分が思っていたこととは違う答えが返ってきたり自分の経験と照らし合わせてみた上でこういう意図があったのかと思い返したりととても勉強になりました。

以上を踏まえて思いついた特典案をいくつか羅列して盛りだくさんの初日は終了。

 

〇2日目(木曜日) 情報収集

作業手順としては

①現状のpixivコミックストア特典施策の数字を見る

②他の事例を調べてみる

③特典施策のアイディアをメンターさんに伺い、FBをもらう

④他社員さんにもたくさん質問をしてみる

⑤①~④を繰り返す

という状態になっていたので2日目は現状の分析を深めつつ、3日目の中間発表に向けて特典をいくつか検討しました。

分析を進めていくにあたって、特典を付ける作品を選定する際に他ピクシブ内のコンテンツを利用できないかと思いつきメンターさんにお願いし別部署の方に時間を設けていただきました。打ち合わせの際にいただいた情報を元に上手く利用できないか考えていくうちにあっという間に2日目が終了。

途中部署会議に同席させていただき、実際にどういった仕事をしているのかを拝聴しました。自分が以前漫画の単行本を出したことがあるのもあり、こうやって売り出しているんだなとか作家としての目線で参加しつつ普段では絶対見ることのできない裏側を覗いているような感覚でした。私の時もこうやって会議が開かれていたんだろうか…

 

 

〇3日目(金曜日) 中間発表

中間発表までに分析データをまとめて…市場調査も深めつつ…特典施策も盛り込んで…

いざ発表!………ところが、

ま~~~~びっくりするぐらいできませんでした!

こんなにできないとは!!大学でプレゼンは散々やっていたと思っていたのですが、めちゃくちゃ緊張し、言いたいことや伝えたいことがしっちゃかめっちゃかになってしまいました。

社員さんから頂いたフィードバックや自分で上手くプレゼンできなかったところを踏まえてできなかった反省点を振り返ると、

 

・時間内に収める情報の取捨が出来ていなかった

・分析の背景の理解不足

・情報を伝える際の見せ方が適していなかった

 

特に自分が深く反省したのは2番目です。 

「分析」は数字だけを読み取っても、その背景に何があるかを理解していなければその数字の正しい意味が理解できない。当時担当されていた方にそういった特典をするに至った経緯やその時の宣伝方法をきちんと聞けていませんでした。

”足りないデータは自分から積極的に周りの人から集めに行くこと。”

これは完全に自分の怠慢で、出来ていなかったことだと痛感しました。

 私は中間発表が終わった瞬間に担当者の方にお話を伺いに行きました。皆さんとても親身に教えてくださり、自分の理解が足りていなかったデータや情報も提供いただき少しずつ分析の方が形になりました。

 

しかし、最終発表で何を話したものか。ここで完全にわからなくなってしまいました。

情報は余るほどあり、やりたいことも山のようにあります。でも時間は限られていて、情報を整理しないといけない。

ここで手を差し伸べてくださったのが、中間発表を聞いていた別の社員さんでした。自分の理解の足りないところや、何を伝えたいのかというテーマ、プレゼンテーションへの道のりを何時間もかけて親身に教えていただきました。いちインターン生でありながらも気を回していただけて本当に嬉しく、また自分の力不足を不甲斐なく思いました。

そんな中、

「わからないことがあれば周りをもっと頼っていい。もっと周りを使っていい」

そう教えていただいたとき、自分一人でやるのではなくもっと周りの人に力を借りるべきなんだと痛感しました。

 

〇4日目(月曜日) 情報収集 

 金曜日の反省も生かし、とにかく自分がこの課題を通して伝えたいことは何なのかを改めて考え、わからないことは素直にわからないと一からメンターさんに相談しました。

ここでテーマを自分が実際に活動していた分野である「BL」に絞り、その中で詰めていくのがいいのではないかという話になり、ようやく指針が決まりました。

 集めたデータや分析を元に此処でようやくプレゼンの形が出来上がり、足りない市場調査やデータの収集が始まります。最終日まで時間はありませんがやれることをやろうと思いました。

 また昼の時間にpixivFACTORYの社員さんとお話をさせていただきました。

元々pixivFACTORYを利用した特典施策が行えないかと考えたのもあり相談させていただき、上手くいきそうではあると感じたもののそれをプレゼンという形にするまでには時間がかかると今回の発表では見送りました。ですが、グッズ制作の現状や傾向はとても興味深くデータだけではなく実際にイベント会場や現地に赴き、肌感で流行や傾向を判断することも必要なのだと知り、改めて勉強になりました。

 

〇5日目(火曜日) 最終発表

 前日に集めた情報を元に再度内容を修正し直し一旦形が仕上がりました。直前までメンターさんに発表の練習に付き合っていただいたり、社員さんからFBをもらい内容を修正したり…とバタバタしていましたがそれでも何とか発表にこぎ着けました。

 当日発表は社内で行ったのですが任意での参加ということがありながらもそれまで4日間、相談に乗っていただいたり、食事に付き合っていただいた社員さんがたくさんきてくださりなんだかアニメの最終回のようだなぁとふんわり思っていました。とても心強かったです。

実際のプレゼンが良かったかどうかは……中間よりは格段にマシになった!という評価を出さざるを得ないと思いますが、発表が終わってから色々な場所で関わってくださった社員さんがお疲れ様!と声をかけてくださったのはチームの一員になったように感じ、とても嬉しかったです。ここも最終回っぽいなぁとこっそり思ってました。

 

その後自分が4日間半の調査を踏まえた上で特典施策の具体案をまとめてインターンは終了。

メンターさんと人事の方と他のインターン生の方と皆さんで打ち上げに行きました。

 

 

〇まとめ

とにかく学ぶことの多い、濃密な5日間でした。

一人でずっと活動していた身からすると、わからないことや気づけない視点ばかりで毎日がとても新鮮でした。周りの方に助けていただいた部分がとても多く、自分の未熟さや至らなさを痛感した面もありましたがそれ以上に大きく成長した5日間だったと思います。 

また社員の皆さんがとにかく優しく、個性的で!引き出しが多い方ばかりで驚きました。色々な方のお話を伺う度に皆さん自分のやりたいことをまっすぐにやっていらっしゃるのがとても素敵で、私もそんな就職が出来たらいいなと感じました。

 

もしピクシブインターンが気になっている方は是非参加してみてください。ここまで短期間で大きく社会人として必要な視点が育める経験はとても貴重だと思います。

 

最後に、最後まで真摯に支えてくださったメンターさん、ご飯に付き合ってくださったり温かく色々なお話をして下さった社員さん、一緒に頑張った同じ他インターン生の2人、本当にお世話になりました、ありがとうございました!

 

 

Jiro